SNSで情報発信をしているものの、「なかなか認知が広がらない」「フォロワーとの信頼関係が育っている気がしない」など、思うように成果が出ないと感じていませんか。
売上や問い合わせにもなかなかつながらず、「もっと自分を出した方がいいのかな」「でも顔出しには抵抗がある…」と迷う経営者の方も少なくありません。
しかし、大切なのは「顔出しをするかどうか」そのものではなく、発信を「どう認知してもらうか」という視点です。
『顔出し』は、あくまで目的を達成するための手段のひとつであり、正解・不正解はありません。
この記事では、SNS発信の目的を整理し、顔出しのメリット・デメリットと、顔出しの有無にかかわらず発信を印象づけるための方法をお伝えします。
| 【目次】 1.SNS発信の目的と『顔出し』 2.顔出しのメリット・デメリット 3.発信を印象づける3つの方法 4.まとめ |
1.SNS発信の目的と『顔出し』
経営者や企業がSNSで発信する目的は、次のようなものが中心です。
| <SNS発信の目的> ・自社やサービスの認知拡大 ・信頼獲得 ・集客・問い合わせの獲得 ・ブランディング ・採用 |
こうした目的を意識しながら発信していても、思うような成果が見えず悩む場面も少なくありません。
SNSは、発信の内容だけでなく「誰が話しているのか」で反応が変わりやすい特徴があります。
とくに、知名度がまだ高くない中小企業や個人事業では、この点がより重要です。
発信の成果が見えないと「自分を前面に出した方が伝わりやすい?」「顔を出した方が親近感につながるのでは?」と迷う場面も増えてきます。
こうした迷いから「顔出し」を検討するケースも少なくないでしょう。
しかし、「顔を出すかどうか」は、目的を達成するための手段のひとつに過ぎません。
次の章では、顔出しが本当に必要か判断するための材料として、顔出しのメリットとデメリットを具体的に整理していきます。
2.SNS顔出しのメリット・デメリット
顔出しを決める際、「なんとなく良さそう」「なんとなく不安」といった感覚だけで判断するのではなく、メリット・デメリットの整理が大切です。
ここでは、経営者がSNSで顔出しを行う場合のメリットとデメリットを紹介します。
<顔出しのメリット>
①覚えてもらいやすい
顔が見えると「この人のサービス」と認識されやすく、印象に残りやすくなる。
→認知が低い段階ほど、「まず知ってもらう」きっかけづくりに効果的です。
②親近感・信頼につながりやすい
表情や雰囲気から人柄や仕事への姿勢が伝わり、初めて利用する人の不安を和らげる。
→人柄や熱意が伝わると、心理的距離が縮まり、相談や予約のハードルが下がります。
③人物像が見える発信に反応が集まりやすい
SNSは「人の存在を感じる投稿」に反応が集まりやすい特徴がある。
→どんな人が発信しているのかが見えるだけで、共感やコメントが生まれやすくなります。
④業種によっては大きな武器になる
サロン・飲食・教室・パーソナルジムなど、人柄や雰囲気が「選ばれる理由」になりやすい業種と相性が良い。
→接客者の雰囲気が伝わると信頼形成につながり、初回問い合わせや来店の後押しになります。
| 【メリットの例】 ・美容サロンでは、オーナーの顔と想いの発信が予約につながった ・パーソナルジムでは、トレーナーが写る投稿に変えたことで反応が増加した |
顔出しには発信を後押しする効果がありますが、一方で気をつけたい点もあります。
<顔出しのデメリット>
①プライバシーの懸念
顔を公開することで、日常生活や家族への影響が気になる場合がある。
→事前に「どこまで見せるか」の範囲を決めておくと、安心して発信しやすくなります。
②炎上やトラブルのリスク
経営者の発言は、企業の姿勢として受け取られやすく、誤解が広がる場合がある。
→言葉を丁寧に選び、誤解されにくい表現を意識するのが大切です。
③個人依存になるリスク
「経営者=サービス」という印象が強まると、スタッフ主体の運営に切り替える場合や、多店舗展開を目指す場合に、調整が必要になる。
→スタッフ紹介やお店全体の雰囲気も発信に加えると、バランスが取りやすくなります。
| 【デメリットの例】 ・生活感のある写真から意図せずプライベート情報が伝わってしまった ・何気ない一文が誤解され、否定的なコメントが増えてしまった |
メリットとデメリットを踏まえたうえで、自社の目的、業種、将来の展開に合った最適なバランスで判断しましょう。
3.自身のSNSを印象づける3つの方法
SNS発信で成果を出すためには、顔出しの有無に関わらず「認識してもらう仕組み」を整えるのが大切です。
ここでは、今日から取り入れやすい3つの方法を紹介します。
①アイコン・プロフィールで印象づける
SNSでは、顔出しの有無にかかわらず「誰が発信しているのか」がすぐに分かるのが大切です。
| <ポイント> ・イラスト・ロゴ・横顔など、「一貫して使えるアイコン」を設定する ・プロフィールには「肩書き+事業内容+想い」を入れ、人物像を補足する |
写真が苦手な場合、柔らかい印象のイラストや横顔写真などでも、十分にあなたの印象を残すことができます。
②発信のイメージを統一する
SNSは流れが速いため、発信のイメージをそろえるのが重要です。
| <ポイント> ・色味・フォント・写真の雰囲気をそろえ「世界観」をつくる ・価値観やサービスの特徴を、写真や画像のトーンで視覚的に伝える |
色味や写真の雰囲気が統一されていると、顔出しがなくても投稿者を判断しやすくなり、ブランドの印象づくりにも役立ちます。
③投稿内容で「人柄」を伝える
発信では、経営者の想いや、企業として大切にしている価値観を言語化して伝えるのが大切です。
| <ポイント> ・仕事のこだわりや裏側、スタッフ紹介など「人柄が伝わる投稿」を取り入れる ・動画の場合、顔出ししなくても声や手元・説明スタイルで「人物像」を伝える |
読者が知りたいのは、顔がみえるかどうかより「どんな想いで仕事をしているのか」です。
価値観が伝わる発信は、顔出しの有無にかかわらず信頼につながります。
この3つを取り入れると、顔出しの有無にかかわらず発信が認識されやすくなります。
できるところから取り入れて、認知や信頼を積み重ねていきましょう。
4.まとめ
経営者や企業がSNSで発信する目的は、認知拡大や信頼獲得、集客・問い合わせの獲得、ブランドづくり、そして場合によっては採用につなげることです。
『顔出し』はそのための手段のひとつであり、必ずしも行う必要はありません。
重要なのは、顔出しの有無にかかわらず、「誰が発信しているのか」を伝えられる仕組みづくりです。
この記事で紹介した、発信を印象づける方法は
①アイコン・プロフィールで印象づける
②発信のイメージを統一する
③投稿内容で人柄を伝える
以上の3つを取り入れると、認知や信頼は少しずつ積み重なっていきます。
無理のない範囲で、自分に合った発信スタイルを確立していきましょう。