社長ブログ

第九十九回:決めきれない時は、まだ準備が足りていないだけ

経営をしていると、
どうしても決めきれない瞬間があります。

やるか、やらないか。
進むか、やめるか。
今か、もう少し先か。

頭では分かっているのに、
なぜか決断できない。

以前の僕は、
この状態を
「自分の弱さ」だと思っていました。

決められない=ダメではなかった

即断即決できる経営者は、
格好よく見えます。

でも、
自分が同じようにできないと、
「まだ覚悟が足りないのかな」
「経営者向いてないのかな」
と不安になることもありました。

今思うと、
少し違っていたと思います。

決めきれない時は、情報が足りていない

多くの場合、
決めきれない理由はシンプルです。

まだ判断材料が揃っていない。

感情の問題でも、
覚悟の問題でもない。

・現場の状況が見えていない
・影響範囲を整理できていない
・自分の基準が言語化できていない

このどれかが欠けていると、
人は自然とブレーキをかけます。

無理に決めると、あとで歪む

「迷っているなら、やめておけ」
「悩むくらいなら、進め」

そんな言葉もありますが、
無理に決めた判断ほど、
あとで歪みます。

説明が苦しくなる。
迷いが残る。
修正が増える。

決断そのものより、
決断の質が落ちてしまう。

決める前に、やっていること

決めきれない時、
僕は判断を急ぐ代わりに、
確認することを増やします。

・誰に一番影響が出るか
・最悪のケースは何か
・それでも耐えられるか

これを整理すると、
不思議と決断できる瞬間が来ます。

決断は、ある日ふっとできる

面白いもので、
準備が整うと、
決断は突然できます。

昨日まで悩んでいたのに、
今日は自然に決まる。

これは、
迷いが消えたのではなく、
判断の軸が揃った
という状態です。

決められない自分を責めない

決めきれない時に、
一番やってはいけないのは、
自分を責めることです。

責めても、
判断は鋭くなりません。

それよりも、
「何が足りていないか」を
静かに見直す。

決断は、準備の結果

今は、
こう思っています。

決断力とは、
勢いではなく、
準備の積み重ね。

決めきれない時は、
まだその途中にいるだけ。

経営は、
早く決める仕事ではなく、
納得して決める仕事です。

もし今、
決めきれないことがあるなら、
それは逃げているのではなく、
ちゃんと向き合っている証拠。

準備が整えば、
決断は、ちゃんと追いついてきます。

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