社長ブログ

第101回:俗人的だった仕事を、いかにマニュアル化できるか

会社をやっていて、
ここ最近ずっと向き合っているテーマがあります。

それは

「俗人的な仕事をどうやってマニュアル化するか」

ということです。

創業したばかりの頃は、
正直そこまで気にしていませんでした。

というより、
気にしている余裕がありませんでした。

営業も自分。
ディレクションも自分。
制作も自分。
経理も自分。

とにかく目の前の仕事を
回すことに必死。

むしろ、

「自分がやった方が早い」

と思っていました。

いや、
今でも思うことはあります(笑)

ただ会社を続けていく中で、
少しずつメンバーが増えてくると
必ずぶつかる壁があります。

それが

仕事が属人化している問題。

つまり、

その人しかできない仕事
その人しか分からない仕事
その人しか回せない仕事

が増えていく状態です。

これは小さな会社ほど
起こりやすい問題だと思います。

なぜなら、
最初は全部社長が作っているからです。

営業のやり方も
提案の仕方も
ディレクションの進め方も
全部社長の頭の中にある。

でも、
それでは会社は大きくなりません。

なぜなら

その人が止まったら会社も止まる

からです。

例えば、

社長が営業を止めたら
売上が止まる。

ディレクターが休んだら
案件が止まる。

制作担当がいなくなったら
納品が止まる。

これでは
組織としてはかなり危険です。

だからこそ
今、強く感じているのは

俗人化している仕事を
どれだけ言語化できるか。

ということです。

つまり、

・営業の流れ
・提案の考え方
・案件の進め方
・トラブル対応

こういったものを
「なんとなくの感覚」ではなく

誰でも理解できる形にする。

これが
マニュアル化です。

ただ、
これが思った以上に難しい。

なぜなら、

自分にとって当たり前のことほど
言葉にするのが難しいからです。

例えば、

「このお客様はこの提案がいい」

とか

「この案件はこう進めた方がいい」

とか

経験で判断していることが
たくさんあります。

でもそれを

「なぜそう判断したのか」

まで言語化しないと
マニュアルにはなりません。

つまり

経験を構造化する作業

が必要になります。

正直、
これはかなり地味な作業です。

華やかでもないし、
売上がすぐに上がるわけでもない。

でも

会社が大きくなるかどうかは
ここで決まると思っています。

実際、
最近は社内でも

「これはマニュアル化できるね」

という会話が増えてきました。

逆に言うと、
今までどれだけ

感覚で仕事していたか

ということでもあります(笑)

もちろん
すべてをマニュアルにできるわけではありません。

営業の人間力や
クリエイティブの発想などは
完全に言語化するのは難しい。

ただ、

仕事の8割くらいは
仕組みにできる

と思っています。

そして残りの2割が
人の価値なのかもしれません。

会社を作るというのは

結局、

再現性を作ること。

なのだと思います。

誰がやっても
一定の成果が出る。

その状態を作ることが
組織化の第一歩です。

まだまだ
私の会社も途中です。

むしろ
俗人化している仕事は
まだまだたくさんあります。

ただ、

「これは仕組みにできるな」

と考えるだけでも
会社の見え方は変わってきました。

そしてもう一つ思うのは

マニュアルを作るということは
自分の仕事を手放すこと

でもあります。

最初は少し怖いです。

でも
手放した分だけ
次の仕事が入ってくる。

これは
ここ数年で本当に実感しています。

これからも少しずつ

俗人的な仕事を減らして
再現性のある組織へ。

そんな会社を作っていきたいと思っています。

…とはいえ
気づくとまた自分でやっていることも多いので
そこは引き続き修行ですね(笑)

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