会社をやっていて、
最近よく感じることがあります。
それは
組織が大きくなると、現場の声が拾いづらくなる。
ということです。
創業したばかりの頃は、
こんな悩みはほとんどありませんでした。
なぜなら、
現場がそのまま自分だったからです。
営業も自分。
ディレクションも自分。
制作も自分。
何か問題が起きたら
すぐに分かる。
むしろ、
自分が問題の中心だったりする(笑)
そんな状態でした。
だから、
現場の温度感も
お客様の反応も
仕事の進み具合も
全部肌感覚で分かる。
これは小さな会社の
大きな強みだと思います。
ただ、
会社が少しずつ大きくなり、
メンバーが増えてくると
状況が変わってきます。
営業がいて、
ディレクターがいて、
制作チームがいて、
バックオフィスがいる。
つまり、
自分が現場から少しずつ離れていく。
するとどうなるか。
当然ですが、
情報がワンクッション入るようになります。
営業 → 管理者 → 社長
ディレクター → 管理者 → 社長
こういう流れです。
これは
組織としては正しい形です。
むしろ、
これを作らないと
会社は大きくなりません。
ただ同時に、
現場のリアルが見えづらくなる。
という問題も出てきます。
例えば、
お客様が本当に困っていること。
現場で起きている小さなトラブル。
メンバーが感じている違和感。
こういうものは
数字や報告書には
なかなか出てきません。
でも、
会社にとっては
すごく大事な情報だったりします。
だから最近、
意識していることがあります。
それは
なるべく現場の空気を感じること。
全部を直接見ることはできません。
それをやろうとすると
また社長が現場に戻ってしまいます。
それでは組織が成長しません。
ただ、
現場と完全に距離ができてしまうと
会社の方向が少しずつズレていく。
これは
経営者として一番怖いことです。
だから最近は
現場のメンバーと
ちょっとした雑談をしたり、
打ち合わせに
少しだけ顔を出したり、
クライアントの声を
直接聞く機会を作ったりしています。
すると
「あ、そういうことだったのか」
という発見が
意外とたくさんあります。
組織というのは
大きくなればなるほど
情報が整理されます。
でも同時に
現場の温度感は
少しずつ見えなくなる。
だからこそ
経営者は
完全に現場から離れるのではなく、
現場の空気を感じ続けること。
これが
すごく大事なのではないかと思っています。
まだまだ
私の会社も途中です。
むしろ
組織づくりはこれから。
ただ一つ言えるのは、
会社が大きくなるほど
大事になるのは
現場の声。
数字ももちろん大事ですが、
現場の違和感のほうが
未来のヒントだったりします。
なのでこれからも
経営の視点を持ちながら、
たまに現場にも顔を出して
空気を感じていこうと思います。
…とはいえ
顔を出しすぎると
「社長また来た」と言われるので
そこはほどほどにですが(笑)
これもまた
組織経営のバランスですね。