経営者やフリーランスって、忙しくなると真っ先に削ってしまうものがあります。
それが、
睡眠。
食事。
息抜き。
ではないでしょうか。
「今日はあと少しだけ頑張ろう。」
「寝る時間を削れば終わる。」
「昼ご飯は後でいいや。」
「休んでいる場合じゃない。」
私自身も、以前はそんな考え方をしていました。
時間が足りないなら、睡眠を削る。
仕事が終わらないなら、食事を後回しにする。
休むくらいなら仕事を進めた方がいい。
そう思っていた時期があります。
確かに、一日だけなら何とかなるかもしれません。
一週間くらいなら気合いで乗り切れることもあります。
でも、その生活を続けていると、少しずつ自分では気づかないところでパフォーマンスが落ちていくんです。
睡眠不足になると、判断力が鈍ります。
いつもなら気づくミスに気づけない。
簡単な判断でも時間がかかる。
感情のコントロールも難しくなり、普段なら気にならないことにイライラしてしまうこともあります。
食事も同じです。
忙しいからといって食事を抜いたり、栄養バランスを気にしなくなると、集中力は確実に落ちます。
午後になると頭が回らない。
アイデアが出てこない。
細かい作業でミスが増える。
そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
そして意外と見落としがちなのが、「息抜き」です。
休むことに罪悪感を持つ人は少なくありません。
私も以前は、「休んでいる時間があるなら仕事をした方がいい」と思っていました。
でも今は考え方が変わりました。
ずっと仕事だけをしていると、視野がどんどん狭くなります。
目の前のことしか見えなくなる。
同じ考え方を繰り返してしまう。
良いアイデアも浮かばなくなる。
一方で、散歩をしたり、お風呂に入ったり、自然の中で過ごしたり、何気なくコーヒーを飲んでいる時間に、仕事のアイデアが浮かぶことがよくあります。
必死に考えていた時よりも、頭を少し休ませた時の方が、答えが見つかることも少なくありません。
だから私は、息抜きは「仕事をしていない時間」ではなく、「仕事の質を上げる時間」だと思っています。
結局、一時間長く働くことよりも、頭がクリアな状態で一時間働く方が成果は出ます。
経営は短距離走ではありません。
何ヶ月、何年と続いていく長距離走です。
だからこそ、一時的に無理をすることはできても、それを何年も続けることはできません。
どこかで必ず限界がきます。
だから最近は、
睡眠も仕事。
食事も仕事。
息抜きも仕事。
そう考えるようになりました。
自分のコンディションを整えることは、サボることではありません。
より良い判断をするため。
より良いアイデアを生み出すため。
お客様や社員とより良いコミュニケーションを取るため。
最高のパフォーマンスを発揮するための準備です。
経営者は、自分自身が会社のエンジンです。
エンジンのメンテナンスをせずに走り続ければ、いつか必ず故障します。
会社の数字を見ることも大切。
営業をすることも大切。
新しい挑戦をすることも大切。
でも、それらすべての土台になるのは、自分自身の健康です。
体調を崩してしまえば、どれだけ良い戦略があっても実行することはできません。
だから私は、「忙しいから休まない」のではなく、「忙しいからこそ休む」ことを意識しています。
頑張ることはもちろん大切です。
でも、それ以上に大切なのは、頑張り続けられる状態をつくること。
長く成果を出し続ける人ほど、自分のコンディションを軽視しません。
睡眠をとる。
きちんと食事をする。
適度に息抜きをする。
一見すると仕事とは関係ないように見えますが、実はこれこそが、最高の仕事をするための土台です。
忙しい時ほど、自分の体と心に目を向けてみてください。
未来の成果は、今日のコンディションづくりから始まっているのだと思います。