第119回:自分の成長を感じる瞬間。

最近、ふと考えることがあります。

「自分は、いつ成長を実感するんだろう。」

売上が伸びた時。

新しい仕事が決まった時。

社員が増えた時。

もちろん、それも一つの成長です。

でも最近は、それ以上に「自分の考え方や見える景色が変わった瞬間」に成長を感じるようになりました。

人には、その時々で居心地の良い環境があると思っています。

自分よりレベルが低い環境。

少し優位性があって安心できる環境。

同じくらいのレベルで刺激し合える環境。

少し背伸びをしないとついていけない環境。

そして、正直まったくついていけないくらいレベルの高い環境。

これまでいろいろな環境を経験してきました。

どの環境にも、それぞれ学びがあります。

安心して挑戦できる場所も必要ですし、自信を持てる環境も大切です。

ただ、振り返ってみると、一番大きく成長できたのは、やはり**「少し背伸びしないとついていけない環境」**でした。

そこでは、自分が一番できる人ではありません。

むしろ、一番知らないことが多い。

話についていくのが精一杯。

初めて聞く言葉が飛び交う。

意思決定のスピードも早い。

考え方の次元も違う。

最初は正直、何を話しているのか分からないこともたくさんありました。

「自分は場違いなんじゃないか。」

そう感じたこともあります。

居心地は決して良くありません。

むしろ、少し苦しいくらいです。

でも、その環境に身を置き続けると、不思議なことが起きます。

最初は理解できなかった話が、少しずつ分かるようになる。

以前は質問すら思い浮かばなかった内容に、自分の意見を持てるようになる。

会話のスピードにも少しずつついていけるようになる。

この変化は、毎日では気づきません。

でも、ある日突然、

「あれ?普通に理解できている。」

そう思う瞬間があります。

最近も、そんな出来事がありました。

半年前に聞いた経営者の話。

当時は、「何を言っているんだろう。」と正直ほとんど理解できませんでした。

でも先日、似たような話を聞いた時には、自然と内容が頭に入ってきたんです。

「ああ、そういうことだったのか。」

「だからあの時、あの人はこう言っていたんだ。」

点だったものが線でつながる感覚でした。

その瞬間、自分の成長を強く実感しました。

成長というと、多くの人は数字で考えがちです。

売上が伸びた。

利益が増えた。

フォロワーが増えた。

会社が大きくなった。

もちろん、それらも分かりやすい成長です。

でも、それだけではありません。

理解できることが増えた。

見る視点が変わった。

付き合う人が変わった。

判断基準が変わった。

以前なら悩んでいたことで悩まなくなった。

これも立派な成長です。

むしろ、こうした内面的な成長があるからこそ、後から数字がついてくるのだと思います。

だから私は、定期的に半年前や一年前の自分を振り返るようにしています。

あの頃は何に悩んでいたのか。

どんなことで時間を使っていたのか。

何が理解できていなかったのか。

振り返ると、「こんなことで悩んでいたんだ」と思うことも少なくありません。

その時に初めて、自分が少しずつ前へ進んでいることに気づけます。

成長は、毎日感じるものではありません。

でも、振り返った時に初めて見えてくるものがあります。

だからこそ、今少し苦しい環境にいる人も、その時間を無駄だとは思わないでほしいです。

居心地が悪いのは、自分が挑戦している証拠かもしれません。

理解できないのは、これから理解できるようになる余白があるということかもしれません。

私自身も、まだまだ知らないことばかりです。

だからこそ、これからも自分より少しレベルの高い環境に身を置き続けたいと思っています。

居心地の良さは安心を与えてくれます。

でも、本当の成長は、少し居心地の悪い場所で生まれることが多い。

私はそう感じています。

皆さんはどうでしょうか。

半年前の自分と比べて、何か一つでも成長したと感じることはありますか。

売上や結果だけではなく、「考え方が変わった」「見える景色が変わった」「理解できることが増えた」。

そんな小さな変化にも目を向けてみると、自分が思っている以上に前へ進んでいることに気づけるかもしれません。

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